皆さん、こんにちは!「山頂で懸垂する人」です。
2025年、年末登山1発目に選んだのは、中央アルプスの主峰・木曽駒ヶ岳(2,956m)。ロープウェイで一気に2,600mの世界へ行ける手軽さが魅力ですが、厳冬期のこの山は、一歩間違えれば命に関わる厳しい環境へと変貌します。
今回は、快晴の空の下、深い雪と強風に挑んだリアルな山行記録をお届けします。混雑対策から装備の選び方、そして下山後のマッスルリカバリー(温泉)まで、情報を凝縮しました!
目次
【山行データ:木曽駒ヶ岳】
| 項目 | 内容 |
| 登山日 | 2025年12月末(年末) |
| 天候 | 快晴(稜線は強風) |
| ルート | 千畳敷駅 〜 乗越浄土 〜 中岳 〜 木曽駒ヶ岳(ピストン) |
| 歩行時間 | 約4時間(休憩含む) |
| 総歩行距離 | 約4km |
【アクセス】年末の始発待ちは熾烈な戦い
1. 菅の台バスセンター

12月末の木曽駒は、日本中から沢山の登山者が集まります。
今回は前泊で0時頃菅の台駐車場に到着。その時点で15台程の駐車。3時頃からは一気に車が増えて、朝方には多くの車で賑わっていました。早めの到着をお勧めします。(特段チェーンもなくスタッドレスタイヤ二駆でいけました)
2. 専用バス:菅の台 〜 しらび平(約30分)
標高約850mのバスセンターから、ロープウェイの起点となる「しらび平駅(標高1,662m)」まで、一気に高度を稼ぎます。
今回も始発狙いでしたが、やはり睡魔には勝てず二度寝、、気付けばチケット売り場は長蛇の列でした。(臨時の3便目でスタート)
3. 中央アルプスロープウェイ:しらび平 〜 千畳敷(約7分30秒)

バスを降りてロープウェイに乗り換えます。ここからが本番、日本最高所の駅「千畳敷駅」を目指す空中散歩です。千畳敷駅付近は展望レストランや売店、ホテルまであります。
- 高度差: わずか7分強で約950mも上昇します。
- 千畳敷駅(標高2,612m): ロープウェイを降りた瞬間、そこは別世界。一気に酸素が薄くなるため、いきなり歩き出さず、まずは駅内で20〜30分ほど体を高度に慣らすのが「高山病対策」の鉄則です。
千畳敷カール:快晴の空と深い雪の誘惑

ロープウェイを降りると、そこには言葉を失うほどの「青」と「白」の世界。千畳敷カールは雪がかなり積もっており、一歩踏み出すごとに新雪の感触が足裏に伝わります。今回は快晴ということもあり、最高の絶景です。(照り返しがすごく、サングラスがなかったら目をやられます、、、)
八丁坂の急登:オーバーヒート登り

乗越浄土へ続く急登「八丁坂」は、アイゼンをしっかり効かせて登る絶好のレッグプレスタイム。
快晴のためか、かなり暑かったですが、脱ぐのがめんどくさいためフル装備で一気に駆け上がります。
上部の乗越浄土手前あたりは少し角度が急になるため、しっかりアイゼンを聞かせる必要があります。

乗越浄土と宝剣岳:牙を剥く爆風と、天を突く尖峰

八丁坂を登り切り、乗越浄土に到着です。
一歩そこへ足を踏み入れた瞬間、世界が変わりました。快晴の青空はそのままに、身体を突き飛ばすような激しい爆風が襲いかかりました。体感温度は一気に急降下。のんびりしてると体温を持っていかれるので、そのままGO。
そして左手を見上げれば、天を突くように鋭くそびえる宝剣岳(2,931m)。

今回も挑戦しようか悩みましたが、同行者の拒否により断念、、笑
挑戦するならアックスとか持ってきたほうがええかなぁとか、登りたいなぁと思いつつスルーして中岳を目指します。同行者がもう少し慣れたらアルパインとかも付いてきてくれるだろうと思いながら。
中岳から木曽駒ヶ岳へ:極寒の稜線
爆風で雪が飛ばされ、ガリガリに凍りついており、アイゼンワークの練習にはもってこい。中岳を一度登り、さらにそこから一旦下って、ようやく最後の木曽駒ヶ岳への登り。
ここら辺はとにかく爆風でハードシェルのフードまでかぶってゴーグルつけて完全フル装備。(とにかく寒い)
この「登って、下って、また登る」というルーティンは、まさに重量を追い求めるピラミッドセットのようなもの。肺が薄い空気を求め、心臓が激しくビートを刻む中、一歩一歩、雪の斜面を削り取ります。
そして、目の前の傾斜が消え、視界が360度開けたとき。そこが中央アルプスの頂、木曽駒ヶ岳の山頂到着!

木曽駒ヶ岳:極寒の山頂で見上げた最高の景色

中岳を超え、ついに木曽駒ヶ岳の山頂へ。 目の前には御嶽山、振り返れば南アルプスや富士山。強風に耐えながら、この絶景を独り占め(と言いつつ周りには人がたくさんですが笑)する瞬間は、登山者にとって至福の時間です。寒いのでそこまで長居せず、下山に入ります。
八丁坂の下山も慎重に行きます。

今回iphone17に変えて綺麗な写真が撮れたと同時に、ようわからんフィルターに苦戦しました、笑
ルートはYAMAPですが、こんな感じ(遊びすぎて遅い)

【下山後のお楽しみ】温泉と登山バッジ
無事に千畳敷駅まで戻ったら、前に買うのを忘れていた「登山バッジ」の購入目当てに売店へ。
- 購入場所: 千畳敷駅内の売店
- ポイント: 木曽駒ヶ岳のバッジは数種類ありますが、雪山登頂の記念には冬限定のデザインや、駒ヶ岳らしい力強いデザインがおすすめ。
なんか、ノースのバーサライトジャケットが限定商品みたいなものが置いてました。結局Tシャツのコラボの方を買ってしまいました、、

そして、登山の本当の締めくくりは温泉。 駒ヶ根エリアには「早太郎温泉」があり、露天風呂から今日登った木曽駒ヶ岳を眺めながらの入浴は最高です。温冷交代浴で血流を促進し、のんびりしましょう。
【まとめ】
12月末の木曽駒ヶ岳は、アクセスの良さと厳冬期の厳しさが共存する素晴らしいフィールドでした。
実際は、今回八ヶ岳エリアへの登山を予定していましたが、中央道を走行中に急きょこちらへ予定変更というかたちになりました、笑
相方も経験が少ないですが、楽しく厳冬期で登れる山となっております。
山自体は、快晴であっても、稜線の風は容赦ありません。「フル装備」を前提とした準備と、混雑を見越した余裕のある計画が、安全で楽しい登山の鍵となると思います。
ぜひ厳冬期に挑戦してみたいからや、運動がてらにと思っている方(私と同じく変人、笑)は挑戦してみてください!
補足
千畳敷にあるホテル千畳敷は宿泊もできるため、余裕を持って1泊するのもアリですし、夜の千畳敷を見たい方なんかには特にお勧めかなと思います。(泊まったことないですが、笑)
夜の千畳敷カールはこんな感じ見たいです。

めちゃくちゃ綺麗なので、登山せず観光だけの方も宿泊してこの景色をぜひ見に行ってください!
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